古き良きアメリカを舞台としたエリア、
"American Waterfront"『アメリカンウォーターフロント』。
その名の通りニューヨークを模したエリア『ニューヨーク』には、音楽に合わせて水の噴き出す公園があります。
ニューヨーク市民の憩いの場
タワー・オブ・テラーの向かいにあるのが、ウォーターフロントパーク。
夏は音楽と共に水が噴き出し、夜は美しくライトアップされる、ニューヨーク市民の憩いの場です。
ある作業員の発見
噴水には、『ウォーターフロントパーク・ファウンテン』という名前がついています。
ところが、当初からこのように水が噴き出していたわけではありませんでした。
1898年のある夏の日にさかのぼります。
広場に敷かれているレンガを、大きな岩が押し上げているのが見つかります。
そこで、ヴラディミール・ポピノフという作業員がツルハシを岩に振り下ろすと突然水しぶきが。
ニューヨーク市が公園を閉鎖して調査したところ、ハドソン川から流れ込んできた地下水が噴き出していることが分かりました。
川底の水流の満ち引きによって断続的に上がる水しぶきを活用すべく、公園の職員はニューヨーク市水道局の技術者の手を借ります。
ニューヨーク市水道局は、みごと水流のコントロールに成功。 さらに、いくつもの噴出口を作ることで、さまざまなパターンの水しぶきを出せるようにしたのです。
翌1899年に『ウォーターフロントパーク』は完成し、再オープンセレモニーが行われたのです。