今回のアトラクションはこちら。
トイストーリー・マニア!は2012年7月9日、アメリカンウォーターフロントにオープンしました。
オープン当初はスタンバイで800分を記録するなど、現在でもディズニーシーで最も人気のあるアトラクションの1つです。
そこはトロリーの終着点
トイビル・トロリーパークとは、トイビル・トロリーカンパニーの運営する
アメリカンウォーターフロントのそこかしこの道路に敷かれた、路面電車のレールはすべてここへと繋がっています。
レールが扉の奥まで続いているようです。
どうやら、奥にはトイビル・トロリーカンパニーのストレージ(車庫)兼メンテナンス場があるようです。
姿を消した路面電車
アメリカンウォーターフロントのニューヨークエリアを走る路面電車を見た人はいないでしょう。
1912年のニューヨークでは、自家用車が普及し、高架鉄道が走り、地下鉄が誕生していました。
これらの交通機関に路面電車は取って代わられてしまっていたのです。
「トイ・ストーリー・マニア!」がある、トイビル・トロリーパークを“トロリーの運営会社が作った遊園地”という視点で見てみると、新しい発見があるかもしれませんね。ここには、トロリーのルートが描かれた路線図もあるんですよ!#東京ディズニーシーの世界 pic.twitter.com/qMHZ03ADtJ
— 東京ディズニーリゾートPR【公式】 (@TDR_PR) April 9, 2019
今となっては遊園地にその名を残しているだけですが、かつて路面電車の走っていた路線図も掲示されています。
ですが、アメリカンウォーターフロントを走っていたトロリーを今でも見ることができます。
それは、スリンキー・ドッグのギフトトロリー。
トイビル・トロリーパークの入口にあるギフトワゴンですが、廃止されて使われなくなったトロリーを改装して営業しています。地面を見ると、ちゃんとトロリーのレールに乗っているんですね。
トロリーパークとは?
19世紀のアメリカの大都市では、路面電車の終点に行楽地として公園=トロリーパークが作られるようになりました。
トイビル・トロリー・カンパニーのように、路面電車の利用客を増やすため電鉄会社がトロリーパークを経営することもありました。
とりわけ有名なのが、ニューヨークのリゾート地として知られているコニーランドに1903年にオープンしたルナパークです。
ですが、1944年10月13日に発生した火事によって遊園地の大部分が焼失し、閉鎖されてしまいました。
現在コニーランドで運営されているルナパークとは直接関係がないのです。
北アメリカ初の固定遊園地となったルナパークは大成功。アメリカ中で遊園地ブームが巻き起こります。
世界中にも遊園地ブームが広がり、日本でも難波(大阪)と浅草(東京)にもルナパークが作られました。
難波のルナパークは1923年には閉鎖されてしまいましたが、一部は通天閣*1として現在でもその姿を残しています。
トイストーリー・ミッドウェイ・マニア!
『トイストーリー・ミッドウェイ・マニア!』は、バズ・ライトイヤーのアストロブラスターに次いで2つ目のピクサーキャラクターのアトラクション。
フロリダのディズニー・ハリウッドスタジオには2008年5月31日にオープンしました。
同5月31日にはディズニー・ハリウッド・スタジオからほど近いNASAのケネディ宇宙センターから、バズ・ライトイヤーのフィギュアを乗せたスペースシャトル『ディスカバリー』が宇宙へ向かいました。
フロリダと同時並行で開発が行われていたディズニー・カリフォルニア・アドベンチャーでは、同2008年6月9日にオープンしました。
ミッドウェイって?
『ミッドウェイ』。あまり馴染みのない言葉ですが、アメリカではポピュラーなもの。
アメリカでは秋になると、農作物・家畜の品評会と共に移動遊園地がやってくる"State Fair"というお祭りが開催されることがあります。そこにやってくる出店や、遊園地の総称がミッドウェイなのです。